3日目:気を取り直して今日はパリから240Kmほど離れたロワールの古城めぐりに出発。モンパルナス駅からフランス版新幹線のTGVで1時間ほどのトゥールまで行き、そこから古城めぐりのバスツアーに参加・・・・する予定だった。(本当はパリからバスツアーで行くのが楽なのだが、メンバーの一人が乗り物酔いに弱いので、トゥールまでは電車)
誤算1.ところが駅に着くと予約の電車がストライキで動かない。次の電車に振り替えてもらうもののツアーには間に合わず、現地の旅行代理店に電話して午後のみのツアーに変更してもらう。
誤算2.ストライキで中止となった予約した電車は目的地のトゥール終点なのだが、振り替えてもらったTGVはもっと先までの行き先だった。一つ目の停車駅で鈍行に乗り換えなくてはならなかったのだが、切符を振り替えてくれた駅員もそれを説明してくれず、こちらもトゥールまで行くとばかり思っていた(TGV内の路線図では2つ目の停車駅がトゥールとなっていた)ので乗り換え駅で下車せずおかしいと気が付いたときは後の祭り、次の停車駅まで乗り越す羽目になっちまった。そこからすぐ逆方向ののTGVで戻ればツアーに間に合うのだが、それそのTGVもストライキで運航中止。結局鈍行列車でトゥールまで戻り、勿論ツアーには間に合わず、仕方なくそこの大聖堂を見学した。
さらにさらに挙句の果てに帰りの予約したTGVもストライキで運航中止、パリまでまたまた鈍行列車で戻る羽目に。せめてパリの街ブラとでも思ったが他のメンバーが疲れたのと電車酔いで体調が悪くなりそのままホテルへ戻った。
結局古城は一つも見られず、、あ〜あ、の一日でした。
フランスの交通のストライキは法律ですべてを止めることは禁じられているらしく、電車を間引いてストライキをやるらしかった。その間引いた電車に俺たちの予約した電車が当たってしまったらしい。こんなのには当たらなくてもいいのに。けっ!!
それと、フランスではメトロも電車も入るときは改札口を通らなければならないが、出るときはそれがなくフリーである。ので往きに新幹線一駅乗り越したときは金を払わなくて済んだ。これは我々は単に運がよかっただけで・・・キセル乗車をやり放題に思えるが、途中で車内検察に出会ったりした時、乗り越しがばれると法外な追加料金を取られるらしい・・・車内で、または降りた駅での乗り越し清算は一切認められないらしい。

4日目:今日は午後からモンサンミッシェルへ出発の為、それまでモンマルトルとセーヌ川クルーズの観光に。
朝早い(と言っても九時ちょっと前だが)ためかモンマルトルの丘にあるサクレクレール寺院もモンマルトルの路地も人通りが少ない。雨に濡れた舗道を100年ほど前にピカソやローットレック、ルノワール、ユトリロらが歩いていたかと思うと感慨深い。




この日もストライキはあったのだが幸い我々の予約したTGVは、無事レーヌというモンサンミッシェルのベース基地の都市へ出発した。(実はこの次のTGVがストライキの対象だったらしく、振り替えで席のない乗客が多数乗ってきた。その中の五人組の日本人客から聞いた)
レーヌからバスで一時間ほどでモンサンミッシェルの対岸のホテル街に到着。もう日が暮れ始めておりホテルに荷物を置いて早速夜景見物に出かけた。

5日目:ちょうど朝が満潮時に当たるため、朝食前に散歩がてらモンサンミッシェルが見えるところまで行き、海上浮かぶ島の写真をバチバチ!

食後無料シャトルバスに乗ってモンサンミッシェル修道院のある島へ。少し前までは対岸から道路が通っていたらしいが、潮流が変化して湾に悪影響が出たため取り壊して橋に変え掛けられたとのことである。




モンサンミッシャル観光を堪能して昼食後(ここ名物のふわふわオムレツが食べられなかったのは残念)バスでレーヌまで戻り、そこの空港からパリ経由でバルセロナ迄ひとっ飛び!バルセロナ空港到着は深夜だったので、タクシーでホテルに着くやシャワーを浴びてベッドにダウン熟睡したのでした。
バルセロナ編に続く
モンサンミッシェルは、外界から切り離された厳しい修道院だけの島かと思ってたら、民家や商店が立ち並んでるのが意外。
yosi
モンサンミッシェルは観光客の姿ばかりで修道士の姿がなく、遺跡みたいだ。
ゴン