朝早くから車のドアを開け閉めするバタンバタンという音が煩いなあと思っていたら、車の外に出てみてびっくり、駐車場が満杯になっている。後で分かったが韓国岳の頂上からご来光を見ようと早い時間から登り始めた人たちが多いのだった。それに今日は週末、登山客も多いわけだ。
三日前の開聞岳に比べ標高差は少なく登山道も整備されて歩きやすく勾配も緩やかで、開聞岳登山より心臓も脚も少し楽だった。開聞岳の時はコースの半分を過ぎたころから少し登っては深呼吸して・・の繰り返しだったからね。天気も良し景色もよし山頂からは桜島が案外と近くに見えその左側にちょっと霞んではいるが開聞岳が見えた。山頂には20人ほどの人が休憩をとっておりすぐ近くには4年前に噴火した新燃岳の火口から水蒸気を上げているのが見える。新燃岳のほうが標高が低いので火口を見下ろすことができるのだが、火口の淵ぎりぎりまで溶岩の固まったのがせり上がって所一面に水蒸気を上げている様は、今爆発したら溶岩噴石がここまで飛んでくるんだろうなと思うと怖い!
7:22駐車場出発ーー9:00山頂9:30ーー10:05大波池鞍部10:15ーー11:20駐車場到着



車で10分くらいのところにある新湯温泉というところでひと風呂浴びて汗を流し昼飯を食べ、一路今夜の宿泊地「道の駅フェニックス」へ。新湯温泉は硫黄臭の強い青みが買った白濁した温泉がいかにも温泉らしくていいが、30分600円とはね40分くらい入っていたけどね!

道の駅フェニックスは日南海岸の景色の良い高台にあって、駐車場は狭いがWIFIも使えるしトイレもきれいでよさそう・・・と思ったが週末のせいかオートバイ族が次々とやってきて深夜まで煩かったのは誤算!でも今どきのオートバイ族ってほとんど中高年。いい年しているのに迷惑も考えず騒音をまき散らすのはいかがなものか?

走行距離 108q
18日目(11/6)
朝今日もいい天気で駐車場からの日南海岸のご来光・景色にしばし見とれる。そろそろ疲れもたまり、体力気力金が尽きてきたのでそれらが完全にオケラになる前に余力のあるうちに清水へ帰ろうかと思い、日南海岸の素晴らしい景色を見ながら九州を北上。九州へ四国から上陸した大分の佐賀関にある道の駅に到着。駐車場が狭くて道路に近いが夜中になると交通量も少なくなり静かな環境になった。10/24から11/6まで14日間で九州一周、ちょっと急ぎすぎたかなあ、もっとゆっくり見るところもあっただろうに。


走行距離 92.1q
19日目(11/7)
今日は関門トンネルを通って本州へ。その途中、最初に国東から福岡へ行く時に見られなかった耶馬渓の紅葉と羅漢寺へ寄る。紅葉には少し早かったみたいだし想像より渓谷美も小粒。山梨の昇仙峡のほうが何倍も素晴らしいと思ったね。羅漢寺でひと騒動。カメラで羅漢像を撮っていると鬼のような物凄い形相で尼さんが駆けつけてきた。「ここは聖域で写真禁止なんですよ、あちこちに張り紙がしてあるのを見なかったんですか?」と言って即座にカメラから取ったばかりの画像を目の前で削除させられてしまった。本当はちらっと張り紙を見たんだが「知らなかった」と言い訳しちゃったぜ。それにしても屋外にあるこういったものの写真撮影が禁止されているなんて所はほかにはないぞ(あるかもしれないけど知らない)。その尼さんは少し上がったところにある別の五百羅漢のある石窟で珍しい柄杓型の絵馬や土産品をぼったくり価格で売っていた。・・・「おいおい聖域でのその行為はお釈迦様に申し訳なくないのjか!」と心の声で突っ込みながら寺を後にする。帰り道、あちこちに貼ってあるという撮影禁止の張り紙は探したけれど1か所しか見つけられなかったぞ。




門海峡大橋を写真に撮りたいと思い撮影場所を探しているうちにわからなくて、あっという間にトンネルをくぐって本州入りしてしまった。
さらにさらに東へ車を走らせ、今日の宿泊地「道の駅阿知須」へ到着、広々として静かなところでトイレもきれい、お土産を買いました。その時カメラをレジに置き忘れてしまいしばらくして気が付いて取りに戻ったが、ちゃんと保管してくれてありました、ありがとう。ここはなんかの博覧会の跡地みたいです。立派な建物が周りに2つほどと広い駐車場がありました。
走行距離 239.5q
20日目(11/8)
さらにさらに東上する。岡山に近づいたあたりで急に車を運転するのが嫌になり体を休めるためにも今夜は車中泊はやめようと思い、スマホで安い宿を捜し岡山駅前のサウナ&カプセルホテルに泊まることにした。ゆっくり大浴場に浸かり、カプセルとはいえ思いっきり体を伸ばし寝返りも自由に打てる布団に体が休まる。wifiも自由だし。
走行距離 346.5q
21日目(11/9)
今日は大阪の良さん宅へ寄ってアジサイの苗木を頂くことになっている。今までも何回ももらったのだが地植えにした以外の鉢植えのままのアジサイは全滅してしまった。今回は今までの失敗を糧に大きく育てたい。くれた良さんに申し訳ないからね。
ほかの知り合いと4人で焼肉ランチをして喫茶店で駄弁り楽しい時間を過ごした後、一路清水の自宅へ車を走らせる。

旅の最後に事故っては阿保ですから慎重に。西名阪国道の伊賀PAで最後の車中泊(仮眠程度だが)。
走行距離 258q
22日目(11/10)
深夜2時ころ目が覚めたので名古屋の渋滞を避けるため、早速出発。岡崎付近の「道の駅藤川」で2度目の仮眠をとり一路自宅へ途中2度ほど休憩を取りながら12時ころ自宅付近のスーパー銭湯へ到着。汗と汚れと疲れを流しコロナ菌のついた衣服を脱ぎ変え3時ころ自宅へ無事戻りました。
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走行距離 347.9q
10/20〜11/10(22日間)総走行距離 4779qでした。
今回の車中泊の旅のために車内天井に収納棚を作りました。また容量は小さいけれどポータブル電源とポータブル冷蔵庫も買いました。シガーソケットから充電・使用できます。

