2020年10月18日

道東は、すでに晩秋

関西よりひと月半早い紅葉を求めて、高校時代の連れ3人で2泊3日の北海道・道東ツアーに参加しました。
伊豆に続いて2度目のgotoトラベル利用、旅行費の35%割引に加えて10月1日からは15%の地域共通クポーンが配布され、実質半額とは有り難い。平日プランの内訳は6万円の旅行費が3万9千円、紙クーポン券が9千円分。

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関西空港から2時間半のフライトで、午前11時過ぎにたんちょう釧路空港に到着。ナナカマドの実が真っ赤。

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バスは牧場や広大な草原ばかりで信号が無く、果てが見えない快適な直線道路をひた走る。

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最初の目的地は霧の摩周湖。それまでの青空が一転、湖に近づくや雲がかかり、昼なお暗い。地形と湿気で、年を通して滅多に全容を見せないらしい。
以前は魚一匹生息しない湖水は世界一の透明度を誇ったが、ニジマスと餌のザリガニを放流したせいで水質がかなり落ちてしまったとか。

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初日の宿は、オホーツク海眼下の小高い丘に建つ知床ホテル。普段利用するベッドだけの安宿と違って広く、どの部屋もオーシャンビュー。バイキングの夕食は品数が多く、大阪で食ったら2000円は取られそうな海鮮丼が旨い。カニは食い放題やけど、めんど臭いから一皿だけ。デザートがオシャレ。

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知床五湖のハイキング道は観光客が踏み荒らし、時にヒグマも現れることから木道が設置され、一つ目の湖までしか歩けない。下の画像の右端は羅臼岳。

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落差50mで幅があるオシンコシンの滝。滝が二つ流れてる訳で無く、アイヌ語で「川下にエゾマツが群生するところ」と言う意味。

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よくある断崖絶壁の先っちょで無く、広々とした草原にポツンと立つ能取岬。流氷が流れ着く時期は絵になるようで、テレビCMの舞台によく使われる。

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阿寒湖は気温が低く、見ごろの紅葉を期待したが、北海道はモミジ系の木が少なく、湖岸は紅より黄葉の風景。
夕暮れのアイヌコタンを散歩。シアターで古式舞踊を楽しみ、夜には運よくアイヌのお祈りを見ることが出来た。

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2泊目の阿寒湖ホテルのウリは、50mプールほどありそうにデカい阿寒湖を展望する天空露天風呂。夜景はもちろん、日の出前の一番風呂は天国気分。中央に雄阿寒岳。気温1度の通路が凍って滑り、転びかけた。
男女混浴なんで、備え付けのデカパン着用が鬱陶しい。風呂はやっぱりフリチンでないとね。

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最終日はまず網走刑務所へ。設立当初は殺人や12年以上服役の重罪人が収監され、道路建設・硫黄採取・炭鉱など北海道開拓の過酷な重労働を課された上、寒さと栄養失調で1200人ほどの受刑者の2〜3割が刑務所内で死亡したとか。罪人と言え人間、人権も何もあったもんやない。
併設の売店で服役者手作りの製品が販売されている。

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釧路湿原に番の丹頂鶴。電線にかかる黄色いのは鶴が誤って激突しないよう目印に取り付けられている。ヒグマは現れなかったが、エゾシカと愛らしいキタキツネを見ることが出来た。

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地域共通クーポンは、政府が想定する数の3割ほどしか登録せず、使用できる店が少ないとTVで報道されてたけど、空港やホテルの売店は勿論、食事時のアルコール類の支払いも可能。添乗員の計らいか、途中立ち寄る昼食のレストランや土産物店でも利用出来、全て使い切った。お陰で旅行中に金を使うこと無く、お得感上々。
ただ、2泊ともAランクホテルで部屋は広く食事も良かったけど、同じ内容のツアーで普段6万円するかどうか疑問。新聞掲載の他のプランを見ても、コロナgotoキャンペーン便乗の割り増し価格設定疑惑が拭えない。
posted by yosi&ゴン at 21:33| Comment(4) | 日記