扇町の北野病院の診察がいつもより早めに終わったので散歩してみました。青線で囲んだ部分が、その一角。

大阪の中心に近い下町に、こんな路地裏が迷路のように交錯している。


中崎町のシンボルとして、テレビでよく紹介される元印刷工場は築90年という大きな木造建築。入口の「天劇キネマトロン」の看板が気になる。検索すると自主映画専門の超ミニシアターとか。


印刷工場と同時期に建てられたのか、元呉服屋を思わせる重厚な構えは美容室。

いかにも店主DIYのカフェと、ギィーと軋み音がしそうなボロい扉のレストラン。意外とフランス料理が出たりして。


古着の店は色使いや展示方法に若い感性が溢れてる。


なにやら奇妙なペインティングの雑貨店、何を売ってるんやろか。対照的にシンプル・イズ・ベストのモノトーンはカットハウス。どの店も2階は居住用で20~30代の店主が一人で切り盛りしてる様子。


暖簾を掛けた和食の店もある。「居酒屋兆治」ならぬ粋なネーミングの「居酒屋かわせみ」。カフェやレストランは、オヤジには敷居が高いけど、ここなら入れそう。


昭和の風情漂う、下駄履きアパート吉美苑。多分、共同トイレで風呂は銭湯へ。

一段と狭い路地の奥は、白蛇が地域の守り神の白龍大神。手作りの案内板が中崎町らしい。


平日で午後3時頃の中途半端な時間帯とコロナウイルス自粛のせいか人出は殆どなく、ガラス窓越しの店内はどこにも客の姿が無い。これ以上緊急事態宣言が続くと自営業者にとって死活問題、困窮が偲ばれる。
今回は時間が無く外から見るだけで、どこの店にも入らなかったが、次回は気になる店をあれこれ覗いてみよう。