2019年03月01日

♬ 桜〜サクラ〜

早いもので、今日から3月。陽射しが柔らかくなっていよいよ春到来。そこで待ち遠しいのが桜の開花、薄紅のサクラを目にすると気分がウキウキします。桜と言えばソメイヨシノ、日本に植えられている桜の8割がソメイヨシノやそうです。日本人が最も好きな花なのに、意外と知らないソメイヨシノの歴史について勉強してみました。

ネットで検索すると「オオシマザクラ(大島桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の交配種で、明治初年に東京・染井(現在の豊島区巣鴨付近)の植木屋から売り出され、初めは奈良の桜の名所・吉野山にあやかって吉野桜と呼んでいたが、吉野山のヤマザクラと混同されやすいので、ソメイヨシノ(染井吉野)と改名された。以来、各地の城跡・公園・学校・道路沿いなどの公共施設に植えられ一気に日本中に広まったもので、誕生から150年足らずと思いのほか歴史(諸説あるが)は浅い。

ここで、ソメイヨシノと親木であるオオシマサクラ・エドヒガンの違いを確かめてみましょう。
まず、ソメイヨシノは成長が早く、幼木の内から花を咲かせる。大輪のピンクの花色が繊細で、木を埋め尽くす花数の多さが誰にも愛される所以。エドヒガンの遺伝子をより濃く受け継いでいます。最大の弱点は病気に弱く、平均寿命は60年程度で、成長が早い分、老化のスピードが自生種に比べ圧倒的に速いこと。

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オオシマザクラは日本の固有種で、ヤマザクラと同じように葉と同時に大型で数個の5弁の淡い芳香を持つ白い花を付け、樹高15mに達する大型種。幹が固く丈夫なので木炭や建材・家具に使われる他、皮の部分は茶筒など樺細工工芸品に使われています。名の由来は自生する伊豆大島から。

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ソメイヨシノが強く遺伝子を受け継いでるのはエドヒガン。本州・四国・九州と広範囲に古くから自生し、見栄え良い5弁の薄紅の花をソメイヨシノより少し早く開花させる。名の由来は江戸で彼岸の頃に開花させるところから来ている。
エドヒガンの特徴は何と言っても寿命の長さ。樹齢2000年を超える山高神代桜を始め、日本3大桜の根尾谷淡墨桜、三春滝桜など名桜と呼ばれる各地の桜の古木は殆どヒガンザクラやそうです。真ん中の画像が超古木の山梨県北杜市実相寺の山高神代桜。

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寿命が短く病気に弱いソメイヨシノにとって代わろうとしているのが、アメリカに贈ったソメイヨシノの交雑種を東京都立神代植物公園が改良し新品種として登録したジンダイアケボノ。母親がソメイヨシノであるためエドヒガン系の特徴を引き継ぎ病気に強く寿命が長い。ソメイヨシノに比べ、やや小ぶりながらピンク色が濃いグラデーションの鮮やかな花を咲かせる。50〜60年前に大量に植えられたソメイヨシノが寿命を迎え、代替木としてジンダイアケボノが徐々に領域を広げているそうです。

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日本にはヤマザクラなどの自生種100に、改良種200を加え300種もの桜があるそうです。この4種以外にも予備知識を持って桜を眺めると、また違った花見を楽しめるかも知れません。
今年はどこへ出かけようか、今から楽しみです。
posted by yosi&ゴン at 21:44| Comment(4) | 日記