今更ですが去年の夏に北陸東北北海道の車中泊の旅の日記が7/26日で中途半端になっていて気になっていたので最後までまとめることしました。
内容はだいぶ端折っていますが記憶が惚けている部分もあるので””ご勘弁””。
7/27
朝6時 「道の駅美幌峠」駐車場から屈斜路湖を眼下に見下げてみれば、”屈斜路湖がない””ない”
湖面全体が雲に覆われてカフェラテ”泡立つミルクの湖”みたいになってる。
朝食後一路網走目指して走る走る!美帆峠からしばらくは屈斜路や斜里岳を見ながらの、楽しい涼しい山岳ドライブです。が、下界へ降りるとさすがに北の果てでも暑い。網走湖の一部の女満別湖・湖畔のキャンプ場へ、利用料300円と安いし湖畔に無料シャワーもある。とても静かで雰囲気の良いキャンプ場、網走湖では小舟がなんかの漁をしている、何だろう?シジミ?
夕日がとてもきれいだ、夕日ってなんであんなに感傷を誘うのだろう?
屈斜路湖全体を覆う雲海

女満別湖畔の夕日

走行147q
7/28
朝起きて、すぐそばに石北本線(旭川ー網走)の駅があり発着する列車の写真を撮る。網走へ来たのでぜひ行ってみたいと思っていた網走刑務所。若いころの高倉健の「網走番外地」は絵も歌もよかったなあ・ここで受刑者の作った木箱を買う。旅の食料入れによさそうだ。
オホーツク海沿いに北上する。途中サロマ湖を一望する展望台などを見物しながら道の駅上湧別温泉チューリップの湯まで車を走らせる。
チューリップの湯で疲れを癒す・・・どんな風呂・温泉か忘れた。
現在は実際の網走刑務所は別にあるらしい

サロマ湖展望台より

走行139km
7/29
今日はサロマ湖がオホーツク海に対して途切れているところまで行こうかと思ったが、手前で車道が切れている。三里浜キャンプ場という所でUターン。国道へ戻りオーホーツク海沿いにひたすら北上、途中の原生花園ではもう花が余り咲いていない。エゾカンゾウの群落を楽しみにしていたのだが遅かったようだ。知床と稚内との中間ぐらいの町興部の道の駅に泊まる。ここも廃線された鉄道駅を回収してできたようで、旧車両が展示してあり、その内部が無料の休憩所(泊まれる)になっている(ルゴーサエクスプレスという名で5月から10月まで先着10名無料宿泊可能)。オートバイ族が数人寝袋を広げていた。すぐ隣に町の公衆浴場もあり街中なので近くにお店もあるので便利だ。
サロマ湖の奥まった所には」水鳥がいっぱい

原生花園の一部、盛期が過ぎたのか花が余り咲いていない。

北海道は配線廃駅が多くそれが道の駅になっているところも多い

記録忘れたので本日の走行距離はなし。(明日2日分まとめて)
7/30
本日もまたひたすらオホーツク海沿いに北上。起伏がほとんどないので燃費が上。オホーツク海は思いのほか波静かであった。北海道民が愛してやまないコンビニ”セイコーマート”で昼・夕食の買い物をして今夜の宿千畳岩キャンプ場へ。ここは広い芝生と整地された駐車場がありしかも無料、多くのキャンピングカーやテントキャンパーが滞在していたる素晴らしいキャンプ場。名前の由来の畳上の岩がすぐ前の海岸に広がっている。
本州と違い大規模な畑には大きなトラクター

オホーツク沿岸には小さな港が多く漁船も今は休みか?

千畳岩

走行(2日間)207km
7/31
本日はこのキャンプ場に滞在。近くのホテル幸林にて日帰り入浴、スーパーにて買い物。大きな犬(シェパード?)を連れた車中拍者や浜松から110CCカブに荷車をつけて旅している夫婦らと話す。本格的なキャンピングカーでの車中拍車が多い(長期滞在)。熊注意の看板にややビビる。このキャンプ場はごみを無料で回収してくれるのがうれしい。””ビバ北海道!”

このキャンプ場は立派なキャンピングカーで来ている人が多い

走行24km
8/1
千畳岩キャンプ場に未練を残しつつ更にオホーツク海沿いを北上。クッチャロ湖キャンプ場(有料)に入る。湖岸沿いに道が伸び駐車場と芝生のキャンプ場がある。風が強く、夕方来た情勢二人のキャンパーは大型のテントを張れずに悪戦苦闘、結局小さめのテントに変更したみたいだ。一人旅のバイクキャンパーが多い。湖では50〜60代と思われる男性2人がウィンドサーフィンをやっていた。湖岸から100m位沖でも背が立つくらい浅いようだ。
かっこいい岩と灯台

クッチャロ湖は風が強かった

夕べの落ち着いたひと時

走行」45km
8/2
さらに北上して稚内へ。途中休憩した道の駅浜頓別で夏祭りをやっていた。地区の神社の境内で奉納プロレス興行(北都プロレス)があるらしく参道に屋台なども出て久しぶりに賑やかさを感じる。なんせ北海道は大地が広く人口密度が少ないので人で混雑しているところは札幌他の地方大都市化有名観光地だけなんである。
稚内手前の宗谷岬は25年前にバイクで訪れた時と全く同じであった。稚内市に入ると店も車も人もやや多くなり賑やかになってきた。鉄道の稚内線終点の稚内駅に併設の道の駅は大混雑。。稚内道の駅はしゃれた建物で店や食堂ほかパソコン電源やWIFIの使える休憩場まであった、ありがたい。よるやや強い雨に見舞われた今回の旅ではまとまって振られたのは永平寺以来である。夜中にトイレに出ると、駐車場すぐ横の斜面でエゾシカのグループが食事中であった。こんなに近くまで出没するとはちょっとビックリ、人間をあまり恐れない。

最北端の宗谷岬

稚内駅構内・・小さ!

走行120km
8/3
稚内で停滞、ホームセンターへ自動車オイルを買いに行き、帰りに”海の湯”へ行き入浴。その後車にオイルを補充(実際1000kmごとに補充しているのだが、エンジンが座席下なので手間がかかる・・・シートを起こすのには後ろの荷物を少し片づけ、車中泊用改造の床を持ち上げなければならないため。稚内市内は車も人もそれほど多くはないが、北海道では都会である。JR稚内駅と同様フェリー乗り場付近も25年前より新しくきれいになっていた(当たり前か)。
こんな旅もいいなあ

走行14km
8/4
今日は朝から雨、道の駅の軒下で朝からフォーク爺さんがギター片手に歌っている。こうして小銭稼ぎながら旅を続けているのだろうか?俺と大して違わない年齢で凄いなあ!
雨の中をノシャップ岬の稚内灯台を目指す。赤白の縞の灯台も強風と雨の中にたたずみ、近くの土産物屋や資料館も人影まばら。
昨日とは変って一路南下、旭川の名物ランチを食べに目指す。しばらくして雨はやんだがどんよりとした黒い重そうな雲が空を覆っている。利尻富士もふもと付近しか見えない。
途中の天塩で昼飯、豚丼が今回の旅で断トツの激マズ飯だった。50歳の時バイクで旅した時に入浴した茶色い色した温泉に入ろうかと思ったが、場所がよくわからずスルー。日本海沿いの国道232号線は全く信号もなく右側は荒天の日本海、左側は荒野の草原といった単調な景色が続く。時折現れる朽ちた廃屋はニシン漁の盛んだったころの名残か??
羽幌町にある”道の駅はほろ”が今夜の宿泊地。温泉が併設されていないので一つ先の苫前町にある苫前温泉ふわっとへ入りに行き、ついでにセイコーM で夕食を仕入れもう一つ大仕事の洗濯をコインランドリーで済ませて静かなはほろの夜がとばりを下す。25年前と比べ、天塩も羽幌も苫前も町が発達しているような気がする、この前の時は留萌から稚内への232号線には大した町はなかった記憶がある。
俺なんかと同年代かな、懐かしいフォークソング

稚内岬の灯台は雨にけぶる

日本海越しに利尻富士の下部が

この道沿いにはこんな破れた家屋(元漁師小屋?)多い

走行172km
8/5
この日は留萌まで日本海沿いに南下してそこから内陸部へ入った。留萌で食べたにしんそばが美味しかった。
今日の宿泊地は秩父別町(秩父地方出身者の開拓地かな?)森の中にある道の駅ちっぷべつ。こじんまりとした静かなところだが熊が怖い。一気に旭川まで下ってもよかったのだが、やや疲れ気味なのでノンビリ行くことにした。
鰊御殿資料館

留萌の道の駅で食べたニシンそばが美味しかった

走行99km
8/6
北海道第二の都市旭川はさすがに都会という感じがした北海道へ入って初めての都市だ。近くの運動競技場では何かの大会が開かれているらしく人の出入りが多く道の駅の駐車場も順番待ちだった。とりあえず市内のスーパー銭湯「杜の湯神楽」で汗を流し、駅前のイオンモールで食料、生活用品の買い物。ここは清水のイオンと比べても同じ位でかいがなんとなく田舎臭い(スタバもあるけど)。道の駅あさひかわへ戻り車の中でのんびり過ごす、町中にあるので今までの田舎の道の駅と違い落ち着かない雰囲気ではある。

走行49km
8/7
午前中は道の駅から車で5分くらいの所にある公園内の図書館でWIFIを借りながらブログを書き、公園の池を一巡り、カラスが頭上低く何回か飛んできてちょっと怖い。近くの樹に巣でもあるのかな?昼はしばらく前にテレビ番組で紹介されぜひ行こうと思っていた駅前商店街の「おにぎり茶屋」へ。おじいさんが一人でやっていたが自慢のランチを頼む(本当は手伝いが一人いるのだが今日は休みなので出来るのが遅くなると言われたが、せっかくそれ目当てできたので勿論待った。寿司と旭川ラーメンのセットで1050円とバカ安!寿司は美味しかったが旭川ラーメンは有名な割にはイマイチかな?
食後小樽方面へ南下する、富良野でちょい盛りを過ぎたラベンダー畑(それでもほかにも花が咲いていたので良かったよ)で休憩しながら、今日の車中泊地”道の駅スターライト芦別へ。星空の町としては有名らしいがこの夜は雲が多くで残念ながら素晴らしとは言えなかった。
駅前ビル街中にある「おにぎり茶屋」

ランチ

ジャガイモがほっくほく

ラベンダー以外の花もいっぱい

走行94km
8/8
今日は小樽へ向かって直行、前回の北海道バイク旅の時はフェリーで早朝に着いてすぐ北上したので、実質小樽市内観光は初めてだ。宿泊予定の色内埠頭公園に車を止めてとりあえず銭湯へ。柳川湯という小樽運河から少し上ったところにある対象11年創業という由緒ある銭湯で、一昔前静岡にもたくさんあった感じのタイル張りの浴槽の普通のお風呂屋さんだ。運河沿いの煉瓦壁の建物や戦前の洋風建築などを眺めながら公園に戻る。4時になってもお仲間さん(車中泊)が現れない一人っきり、噂では暴走族も出没するというし嫌なので移動。隣の市の余市(ニッカウィスキーで有名)にある”スーパーアップル余市”という道の駅まで移動。途中北海道にはよくあるスーパーつるはで夕食他の買い物を済ませる。
30キロ直線道路ってすごくない?

小樽運河

小樽の街の昔ながらの銭湯・・北海道には多く残ってる

やっとたどり着いた道の駅余市・・ニッカウヰスキーがすぐそば!

走行188km
8/9
今日は積丹半島を日本海沿いに回ってドライブで鄙びた雰囲気の残る集落や断崖絶壁の島神威岬や奇岩の並ぶ海岸など良い景色が続き、途中のニシン街道沿いの鰊番屋の観光施設が興味深かった(雇主の鰊長者と雇われ漁師の差に・・・)。余市から積丹半島への入り口にある小さなガソリンスタンドで給油したが、これがこの旅での最高値だった、余市か小樽の街中で給油すればよかった(泣き)。半島をぐるっと回った所にある泊村の道の駅が今夜の宿泊地。スーパーやコンビニもあり静かで便利なところです。
ウニ漁の小舟・・近くの食堂の生うに丼4980円也

島神威岬

かっての鰊御殿を残し利用した資料館

資料館内部

走行134km
8/10
日本海を離れ内陸部へ・・・ニセコを目指す。冬は外国人御用達のスキーリゾートとして有名だが、夏場はどうかと思ったが高原のさわやかな気候に魅せられた観光客もそこそこにいる。ニセコまでの内陸部への道は車の往来や集落が余りない。露天風呂からの羊蹄山の眺めがよいまっかり温泉でひと風呂浴びて、今夜の宿道の駅230ルスツへ、キャンピングカーや車中泊の車が多い、星空の奇麗さでも有名らしい。
羊蹄山は頂が雲の中

まっかり温泉の周りには百合の花が多かった

走行116km
8/11
前回の北海道旅行で行きそびれた洞爺湖を目指す!盆休みのせいか湖畔の格安キャンプ場は満杯・・・そのうちの一つはチェックイン時間の1時間前から並んでいたのに、いざその時になったらソロキャンプはお断りだって・・・無駄足を踏んでしまった。賑やかな温泉街の対岸付近に無料の駐車場「洞爺湖夕日の見える渚公園」があったので、今日はそこで車中泊、途中で食料も調達した。湖岸沿いにキャンプ場がありファミリーグループが夜は花火やらBBQで賑やか。駐車場にはキャンピングカーや車中泊の車もチラホラ。

洞爺湖畔にて

走行72km
8/12
洞爺湖から噴火湾沿いに走り長万部で山越しに日本海方面へ出る。その途中森の中の源泉かけ流し無料(寸志100円)の温泉「臼別温泉」に寄って行く。舗装道路から離れて砂利道をしばらく行ったところにあり、渓流と森に囲まれた薄緑色に濁った露天風呂がGOOD!である。ヒグマの出没がちょっとが怖いけど・・・後から入ってきた刺青のお兄さんに写真を撮ってもらった。その後夏は波の穏やかな日本海に出て今夜の宿泊地、かっての鰊漁で有名な江差町へ。奇岩の並ぶ風光明媚な海岸沿いのドライブが気持ちいい。江差の街は古い街並みや家屋が残る田舎町、かってのニシンで栄えた栄光を思わせる旧家や商家などがある。
臼別温泉の露天風呂

江差町の旧町屋街・・しゃれた洋館が多い
走行265km
8/13
いよいよ今回の旅・北海道最後の地函館へ、明日の午後の青函連絡船に乗る予定。知らぬ間に通り過ぎた松前を抜け、途中新幹線の北海道側トンネル出口で新幹線を待ち受け、函館を抜け今夜の宿泊地「道の駅しかべ間欠温泉」へひたすら走る、途中道を間違え遠回りをしてしまった(馬鹿なNAVIのせい)
新幹線の北海道側トンネル出入り口

。
しかべ間欠温泉・・この裏に時間によって吹き上げる間欠泉がある


走行244km
8/14
秘湯好きの俺としては寄って行かずばなるまいということで、生憎の小雨交じりの天気の中、恵山麓の海岸端にある「水無海浜温泉」を早起きして目指したが、残念なことに潮が満ちて波も荒く湯加減がよろしくない。満潮と干潮の間のわずかな時間しか入れない貴重な温泉だが、多少の無理をすれば入れなくもないが小雨交じりの天候(脱衣所なし)で諦めた・・・先客2名も同様のようである。小雨の中を一路函館へ、12:30の青函フェリーに乗らねばならぬ。その前に以前の旅で来れなかった五稜郭に行ってみたいということで急ぐが、北海道の道は渋滞がないので良い・・・五稜郭の駐車場付近は多少混んでいた。五稜郭タワーから見る五稜郭は造形が実に美しいなあと思った。タワーを降りて中に入ってみると思いのほか小さくて歩いて回るのに苦労はない。
出発一時間前にチェックインして、フェリー乗り場の売店で弁当を買い昼食にした。秋田からのフェリーで苫小牧へ着いたのが7月11日。一か月余りの北海道もこれで終わり、もうひと月ぐらい居たかったなあ。
夕方青森港につき今夜の宿泊地「道の駅浅虫温泉」までもう少しひとっ走り。駅併設の温泉に入りそこで夕飯を食い駐車場に入ると何やらお囃子が聞こえる。通りに出てみるとなんとねぶた祭が行われていた。規模は青森に比べれば全然小さいが羽根っ子・お囃子は同じで楽しそう、見られてちょっと儲けた感じ。
入りたかった海浜温泉

タワー展望台より五稜郭

青函フェリー

浅虫温泉のねぶた祭り

走行132km